住宅改修|リビングの引き戸改修|特殊事例

レインボー橋本事業所の尾崎です。今回は住宅改修の施工事例をご紹介したいと思います。本来、開き戸から引き戸への扉の変更は介護保険の住宅改修対象項目となります。ですが、今回ご紹介させていただく改修はちょっと特殊です。 改修をご希望のご利用者様ですが、ある難病のため、筋肉の萎縮が進み現在は両腕が全く上がらず力も入らないため、現状の建具の開閉が出来ずに困っておられました。しかしその扉はすでに引き戸です。介護保険での改修が可能なのか?という事で、所管の介護保険課で確認。この内容は引き戸等への扉の変更に付随する工事に該当するとの答えでした。介護保険適用での工事が可能との事です。早速、申請し着工いたしました。

施工前

一見、何の問題もなさそうな引き戸ですが、建具が重く長年の使用で戸車の消耗・レールのすり減りがあり、開閉するのに力が必要です。

施工前

写真ではわかりにくいかもしれませんが、レールの摩耗だけでも建具が動かしにくくなります。

施工前

この引き戸の取手では、握力が無いとまず開閉が困難です。

施工後

完成写真です。 見た感じは改修前とあまり変わりはないですね。

 

                                

施工後

戸車を変更するに加え、アルミレールを敷くことで、建具の動きが軽くなり劇的にスムーズになりました。                             

施工後

握手を取り付ける事で、今までは指だけをひっかけて開けていた建具が、握れずとも腕をひっかけることで、ご自身で出来なかった引き戸の開閉が出来るようになり、大変喜んでいただけました。                           


今回は特殊な内容の住宅改修でしたが、各市町村により介護保険適用が認められる場合や、認められない場合もございます。 改修したいところはあるが、介護保険で改修出来るのだろうか?など不安な部分がございましたら、悩まずに是非ご相談下さい。お住いの各市町村の介護保険課に確認し対応させていただきます。どのような内容でも、ご一緒に考えご提案させて頂きます!ケアショップレインボー橋本事業所・河内長野事業所までご相談ください。ありがとうございました。